今更ながらSONY WM-2の設計の精度におどろいています!
仕入れたSONY WM-2はエンジニアが修理したものでした。
中身を空けたら基板に分厚いゴム製のクッションが貼ってあって
かなり音ゆれが発生していました。
まさに、素人修理炸裂の動作品を購入してしまった。
私はそれを承知して購入したので、文句は言いませんけど。
あまりにも雑すぎる修理に修理方法を世の中のために教えないといけないな~って
少し感じてきました。
でも、プロの修理方法を欲しい人がどれだけの人数がいるかですよね!
需要がないのにプロの修理方法の授業をぶっぱじても仕方ないですからね。
音ゆれの原因が素人エンジニアさんの分厚いクッションが基板に貼ってあったことで
メカニカル部分がひねられていたことで音ゆれが発生していました。
ではなんで素人さんは分厚いクッションを基板に貼っていたのか?
クッションを剥がして組み上げたら、キャビネットに擦っている音が炸裂!!!!!
な~るほどでした。
でも設計ってキャビネットに当たる設計はされていないことに気付かなかったのか?
そこで
なぜ?
キャビネットに当たっているのかの問題改善をして欲しかった!
そういう考えはないんですよね。
暫定対策でキャビネットを膨らませればと考えちゃったようです。
私がこの問題改善をして修理をしたのですが
答えは簡単です!
WM-2の修理は世界一こなしてきたので
頭の中に原因はインプットされています。
答えはこうです!
フライホイールを外すのにキャプスタン側にあるEリングを外して
その下のワッシャーを取ります。
フライホイールの汚れを磨いてから
元に戻し時に
フライホイール側にワッシャーを入れてからEリングを止めたようです!
気付きましたか?
ワッシャーはEリングの下にあったのにキャプスタン軸の裏側に入れてしまって
キャビネット側にワッシャーが1枚分の厚さが出っ張っていること!!!
フライホイールに二枚重なってワッシャーが中に入ってしまっていました。
これがひとつの原因でした!!!
それを修理したところで
大きな音ゆれがしていましたけどね!
1台のSONY WM-2を完全に新品同様の音が出るようにするには
問題改善を10項目以上はクリア出来ないと顧客が満足できる音はなりません!
エンジニアのひとだったら
有名なSONY WM-2の中身をあけて一度は復元にチャレンジしたいのは
痛いほどわかります。
修理したけど修理できなくて投げ出したWM-2ばっかりがジャンク品で売られています!
でも
世の中には収集家がいて
当時のままであれば高額で取引されているのをみてしまいました。
ブラックが10万円以上で取引していました。
ジャンク品で箱付で当時のままで動作していないものでした。
それを見ていて
修理をして復活をしないほうが世の中のためなのかって・・・!
それより
SONY WM-2はもっともっと眠っていると思いますよ!
ヤフオクに出品してみましょう!
ウォークマン2ですよ!!!!
ではまた!
PS
ワッシャー1枚分のクリアランスで設計されていることにびっくりです!
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